2013年1月14日月曜日

意を決して入管へ出頭

まだ、結婚していなかった私たちは、とにかく新しいパスポートを貰わなくては、何も先に進めない。
まずは、結婚の手続き、そして、ビザの申請をしなければならないのだが、彼女のパスポート申請が通らず、日本にいなければいけない理由はなんだと問われ、フィリピン大使館の対応に驚いて、肩を落として帰って来た・・・
そう言われてもどうしていいのか解らず途方に暮れていた、パスポートがなければ婚姻手続きが出来ないし、
フィリピン人を助けるのが、大使館の仕事ではないのか?っと怒ってみてもどうにもならない。
自分達だけで、手続きを進めるのは、もう限界なのか・・・

後日、フィリピン大使館の近くにある行政書士事務所に相談し、いざ入館へ
入管は怖い所と話しに聞いていたので、ドキドキで尋ねたのだが・・・
なんと、せっかく来たのに、この日は窓口が休み
ところが、しばらくして女性の職員の方が現われ「遠くから来ているので、お話しをお聞きできるように審査官に話してみます」と受け付けてくれたでなないか(超~親切

男性の審査官2名が面接してくれた。
審査官・・・
「今日は何しにきましたか?」
「あなた方は、まだ結婚をしていませんね」 
「ただのカップルですね」 
「カップルに出せるビザはありません」 

  ちょっと話し聞いてよぉ・・・・


入管の審査官に、フィリピン大使館の対応など、いろいろ話しを聞いてもらえて、1枚の書類を渡された、内容は、ビザ申請に必要な書類等が明記されている。
これを持って、再度P大使館にパスポート申請をしたところ、書類が通って無事パスポートを取得しました。
簡単に書いてしまったけれど、ここまでの道のりは大変でした。
婚姻具備証明書なるものを貰って、ようやく、市役所で婚姻届けが受理されました。
市役所では、妻の名字は変更出来ない、婚姻証明を貰って、今度は、フィリピン大使館にフィリピン側の婚姻手続きと、貰ったばかりのパスポートですが、また新たにパスポートを申請し、私の名字に変更が出来ました。

入管では、事実確認の手続きが淡々と進められ、私が質問を受ける事は一度もなく、進んで行きました。
入管の職員は、とても親切丁寧で、解りやすく話しをしてくれます。
妻は入国の際のパスポートは紛失しており、入管で調べた所、偽装パスポートで入国している?不法入国、不法滞在・・・強制退去すれば、また1年で、日本に入国出来るよ。などと言われたが、妻はまだ帰りたくないと主張し、在留特別許可を貰えるよう嘆願した。

フィリピン大使館と入管に何回か足を運んだが、平行して手続きが進んで行ったので、今思えば良かったと思う。
入管は、親切で思っていた印象とは大違いで、私たちの気持ちを受け止めてくれていた。
後で妻から聞いた話しだが、2度目の審査の時、審査官が、「大丈夫、ビザ貰えると思うよ」って耳打ちしてくれていたようだ。

仮放免許可証を貰って、何回か入管に出向きましたが、何とかビザを貰う事ができました。
これで、18年に及んだオーバーステイに終止符が打たれ、なんのペナルティーもなく、無罪放免です。